賃貸でできる防音対策12選|工事なしで効く順に並べた

公開 2026/04/18最終更新 2026/08/10シズカ部屋編集部

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壁も床もいじれない賃貸で、実際に効く防音対策を「効果の大きい順」に整理しました。音の種類ごとの正解と、やっても意味が薄い対策までまとめて解説します。

防音は「部屋を静かにする魔法」ではなく、音の入口を1つずつ塞いでいく作業です。賃貸では壁を壊せない代わりに、隙間・床・窓・耳という4つの入口を順番に潰していきます。

この記事では、費用対効果の高い順に対策を並べました。上から順にやれば、途中で「もう十分静かだ」と思う地点が来るはずです。

まず結論:やる順番はこれ

対策相場効果手軽さコスパ向いている人リンク
防音すきまテープ(ドア・窓用)800〜2,000円●●●○○●●●●●●●●●●まず安く試したい人/玄関ドアから廊下の声が入る人見る
高密度ジョイントマット(厚さ20mm以上)4,000〜9,000円 / 6畳分●●●●●●●●●●●●●下の階から足音を指摘された人/子ども・ペットがいる家庭見る
防音カーテン(5重構造・1級遮光)6,000〜14,000円 / 2枚●●●○○●●●●●●●●●幹線道路・線路沿い/窓の外の声が気になる人見る
低反発フォーム耳栓(NRR32dB前後)800〜2,000円●●●●●●●●●●●●●●今夜どうにかしたい人/出張・旅行にも持ちたい人見る
ホワイトノイズマシン(スリープタイマー付き)3,000〜8,000円●●●○○●●●●●●●●●耳栓が苦手/目覚ましが聞こえないと困る人見る
壁用 遮音シート+吸音フェルトパネル5,000〜20,000円●●●○○●●○○○●●○○○隣の生活音・テレビ音が壁越しに響く人見る

順番には理由があります。音はわずかな隙間からでも大量に入ってくるため、面積の大きい壁より先に、ドアや窓のわずかな隙間を塞ぐほうが体感の変化が大きいのです。壁への遮音シートは効果はありますが、費用と手間が跳ね上がるので最後に回します。

ステップ1:隙間を塞ぐ(1,000円・15分)

玄関ドアの下、窓のサッシ、引き戸のレール。この3か所に手を当ててみて風を感じるなら、そこから音も入っています。

最優先

防音すきまテープ(ドア・窓用)

相場:800〜2,000円 / 総合 ★★★★ 4.3

音は隙間から入る。数百円で体感が変わる、コスパ最強の一手。

こんな人に:まず安く試したい人/玄関ドアから廊下の声が入る人

良いところ
  • 1,000円前後
  • 15分で施工完了
  • 気密が上がりエアコンも効く
注意したいところ
  • 厚すぎるとドアが閉まりにくい
  • 粘着跡が残る製品がある
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貼るときのコツは2つです。

  • 厚すぎるものを選ばない。ドアが閉まらなくなり、結局剥がすことになります。まずは5〜10mm厚から。
  • 貼る前に必ず脱脂する。ホコリの上に貼ると数週間で剥がれて、粘着だけが残ります。

これだけで、廊下の話し声や上階の反響音は目に見えて減ります。効果が薄いと感じた場合、音は隙間ではなく構造(床・壁)を伝わってきています。次のステップへ進んでください。

ステップ2:床を対策する(階下からの苦情はここ)

自分が「うるさい」と言われている側なら、対策はほぼ床一択です。足音や物を落とす音は空気ではなく床の振動として下へ伝わるため、カーテンや壁材では止まりません。

コスパ重視

高密度ジョイントマット(厚さ20mm以上)

相場:4,000〜9,000円 / 6畳分 / 総合 ★★★★ 4.3

床に敷くだけ。階下への足音・物音を減らす、賃貸の防音の第一手。

こんな人に:下の階から足音を指摘された人/子ども・ペットがいる家庭

良いところ
  • 敷くだけで工事不要
  • 原状回復が容易
  • 断熱・冷え対策にもなる
注意したいところ
  • 厚みがある分ドアが擦れることがある
  • 安い10mm厚は防音効果が落ちる
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見た目重視

防音カーペット(遮音等級 LL-40相当)

相場:6,000〜15,000円 / 6畳 / 総合 ★★★★ 3.7

ジョイントマットより見た目がよく、面で音を吸う。リビング向き。

こんな人に:見た目を落としたくない/リビングをまるごと対策したい人

良いところ
  • 部屋の印象を損なわない
  • 吸音で室内の反響も減る
注意したいところ
  • ジョイントマットより高い
  • 洗いにくいサイズが多い
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厚みが効きます。同じジョイントマットでも10mm厚と20mm厚では体感がまるで違うので、20mm以上を目安にしてください。詳しくは階下への足音対策の記事で解説しています。

洗濯機や冷蔵庫の振動も同じ仕組みで階下に届きます。夜に洗濯機を回す人は、これが一番効きます。

洗濯機用 防振ゴムマット

相場:2,000〜4,000円 / 総合 ★★★★ 4

洗濯機・冷蔵庫の振動が床を伝わるのを止める。夜洗濯する人の必需品。

こんな人に:夜や早朝に洗濯機を回す必要がある人

良いところ
  • 設置5分
  • 振動由来の低音に効く
  • 転倒防止にもなる
注意したいところ
  • 洗濯機の持ち上げに2人必要な場合がある
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ステップ3:窓を対策する(外の音・車・話し声)

線路沿いや幹線道路沿いなら、音の主な入口は窓です。窓ガラス自体は交換できませんが、カーテンで通り道を狭められます。

防音カーテン(5重構造・1級遮光)

相場:6,000〜14,000円 / 2枚 / 総合 ★★★★ 4

窓から入る車・電車・話し声を減らす。遮光・断熱もまとめて効く。

こんな人に:幹線道路・線路沿い/窓の外の声が気になる人

良いところ
  • 取り付けはレールに掛けるだけ
  • 冷暖房費も下がる
注意したいところ
  • 重く開け閉めが少し重い
  • 窓以外から回り込む音には無力
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選び方の要点は防音カーテンの選び方にまとめました。ポイントは「厚さ」より窓を隙間なく覆えるサイズかどうかです。

ステップ4:耳側で対策する(今夜どうにかしたい人向け)

部屋を静かにするには時間もお金もかかりますが、耳を守るのは今夜からできます。特に隣室のいびきや深夜の話し声は、部屋の対策よりこちらのほうが確実です。

即効性No.1

低反発フォーム耳栓(NRR32dB前後)

相場:800〜2,000円 / 総合 ★★★★★ 4.7

遮音量は最強クラス。使い捨て前提で衛生的、まず試すならこれ。

こんな人に:今夜どうにかしたい人/出張・旅行にも持ちたい人

良いところ
  • 遮音性能が数値で高い
  • 安い
  • 横向き寝でも痛くなりにくい
注意したいところ
  • 正しく丸めて入れないと効果が半減
  • 消耗品
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耳栓が苦手な人へ

ホワイトノイズマシン(スリープタイマー付き)

相場:3,000〜8,000円 / 総合 ★★★★ 4

音を消すのではなく、耳障りな音を「masking」で目立たなくする。

こんな人に:耳栓が苦手/目覚ましが聞こえないと困る人

良いところ
  • 突発的な物音が気にならなくなる
  • 耳をふさがないので安全
注意したいところ
  • 同居人がいると相談が必要
  • 音そのものは消えない
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ステップ5:壁(ここまでやる人向け)

隣室のテレビ音や話し声が壁越しに響く場合のみ、壁を対策します。ただし賃貸では原状回復の制約があるため、画鋲跡程度で済む取り付け方か、突っ張り式のパネルを選んでください。

壁用 遮音シート+吸音フェルトパネル

相場:5,000〜20,000円 / 総合 ★★★★★ 2.3

隣室と接する壁に貼る。手間はかかるが、壁越しの音に唯一効く対策。

こんな人に:隣の生活音・テレビ音が壁越しに響く人

良いところ
  • 壁伝いの音に直接効く
  • デザイン性のあるパネルも多い
注意したいところ
  • 面積が要るので費用がかさむ
  • 賃貸は貼り方に注意(要・原状回復)
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逆に、やらなくていいこと

  • 卵パックを壁に貼る:吸音材としてほぼ意味がありません。加えて防火上も危険です。
  • 薄いコルクシートだけを敷く:3mm程度では足音の低い音は止まりません。
  • カーテンだけで隣室の音を止めようとする:窓から来る音には効きますが、壁を伝わる音には効きません。

音対策で失敗する典型は、入口を特定せずに商品を買うことです。まず「どこから入ってくる音か」を確認してから、この記事の該当ステップへ戻ってください。

それでも解決しないとき

道具で減らせるのは、だいたい「気にならない程度まで」です。深夜の騒音が続いていて生活に支障が出ているなら、それは製品ではなく交渉の問題です。手順は隣人の騒音への対処法にまとめました。

交渉でも動かない場合、残る手段は住み替えです。かかる金額を先に知っておくと、「我慢を続けるか」の判断が具体的になります。

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記事の内容は執筆時点の情報です。効果の感じ方は建物の構造・音の種類によって変わります。 深刻な騒音トラブルは、まず管理会社・大家へ相談してください。